平成15年山行記録
日 時 9/12〜15
場 所 光岳&聖岳
コース 下記(本文)に記載
同行者
費 用
月/日 出発時間 到着時間 場      所 天 候 特  記  事  項
           
         
        易老渡→易老岳→イザルガ岳→光岳往復→光小屋(泊)
        光小屋→易老岳→茶臼岳→上河内岳→聖平小屋(泊)
        聖平小屋→聖岳往復→便ヶ島
         
           
           
光岳登山口の駐車場「易老渡」に向かう途中私たちを乗せた中型のバスは細い林道を巧みにハンドル捌きをしていた運転手も
 夜間を通しての運転疲れか林道脇のガードレールに接触してバスの車体を傷つける。
運転手は一応バスから降りて被害の状況を確認し、直ぐに乗車して運転続行!
それから10分位してからまたバスは怪しげに止まってしまった.。理由が不明な私たちは少し心配でした。
運転手とツアーコンダクターがなにやら話し込んでいたが、暫くすると通行止めにより、
ここで降りて登山口まで約1km歩いてくださいとのことでした。
「道路事情による通行止めでは仕方ないな!!」と言いつつ車内で朝食&荷物の整理と
それぞれが忙しく動き出し、静かだった車内が一転して騒々しくなってきた。バスから降りて20分位歩くと登山口に到着。
全員集合してツアーハイク得意のラジオ体操をし、軽快に登山口を7:15出発した。
最初は緩やかな登りで山道脇の草花やきのこ類をみながらのスローペースで正にハイキングと言った感じで行動していた。
私個人的には余りのスローペースでリズムがつかめずこのペースでは疲れてしまうかも・・・・と思ったが、
団体の登山で歩き始めたばかりだからウォーミングアップと言うことで仕方ないか・・・と思い直して列の中を
付いていった。
登り始めて2時間くらい経っただろうか?ツアーリーダーからこのペースでは小屋に着く時間がなり遅くなり寝具や
食事が頼めなくなってしまうと言うことで2組に別れて行動しましょう!という指令が発せられました。
私はこの一声で気を取り直し爽快に歩き始めることが出来ました。
結果的にこのリーダーの的確な判断が小屋に着いてから判った。
私たち先行集団は光岳山頂15:30に到着し、直ぐに隣の光岩を見に行った。
光岩の最高部に立ったが辺りは薄く靄がかかって遠くの視界はなかった。
15分くらいで光岩を後にし、再度光岳山頂に戻って記念写真を撮り十分に堪能してから小雨が今にも降りそうな
靄のかかった光小屋に16:15到着した。小屋の前では3張りのテントが設営されていた。
小屋の中で早速、着替えや明日の出発準備等を済ませ、夕食前の軽い酒盛りをしている時に後続の集団が小屋に到着した。
後続の早い人で17:30、遅い人で18:00頃であった。
 
月/日 出発時間 到着時間 場      所 天 候 特  記  事  項
          早い人は光岳山頂へ行ってきたが、遅い人の中には山頂へ行かずに
        小屋へ直行の人もいたようである。
        翌朝は4:30起床、5:00朝食、5:30に小屋を出発
        易老岳を過ぎた辺りから天候が回復し、真っ青な空の下を空中漫歩
        といった雰囲気で茶臼岳へと向かう。
        途中、富士山が大きく写って見え今回の山旅第1回目の感動であった。
          暫く行くと南アルプス連峰がはっきりと見え、思わず地図を広げて
山の確認に楽しんだ。10:00丁度に茶臼岳山頂に到着。
山頂からは南アルプス連峰はもとより、直下にある畑薙ダムとその下流もよく見えた。
0:10上河内岳到着。ここでも天候は良く青空の下で記念写真を撮る。
一部登ってこない人がいたので早めに降りて、更に軽快に山道を歩く。
聖平小屋へ降りる手前のところで眼前の聖岳が雄大に聳え立っている姿を見て今回の山第2回目の感動に出会う。
暫くは自然の雄大さに酔いしれ、ビデオカメラでしっかりと撮影した後、聖平小屋へ降りていく。
14:30聖平小屋に到着。今日のコースは比較的楽なせいか、みな一様に小屋に到着した
天候が良いせいか小屋の前でスイカを食べる者、冷たい沢水で洗願する者、足早に小屋に入って着替えをする者
それぞれであったが30分位経った後で自然と小屋の前のベンチに皆が集まり山の談話に弾んでいく。
翌日4:45小屋を出発。便ヶ島との分岐点に5:10到着。ここで10分の休憩&準備
聖岳山頂をピストンする為サブザックに水やデジカメ等を入れ替えて再出発!
小聖岳に6:05到着。ここでも南側は若干のガスがかかっているものの、正面の聖岳山頂は遮るものはなく晴天の下
でよく見えたガレ場の九十九折も周りの展望で苦にならず、楽しげな会話をしながら標高3013m待望の
聖岳山頂に7:20到着した。
山頂からの展望は南側の雲海が素晴らしく富士山も綺麗に見え、北側は荒川三山が手の届きそうなところに見え今回の
山旅第3回目の感動に酔いしれる。
暫くはそれぞれが記念写真を撮って軽い食事をし、地図を広げて遠くの山並みの確認、私と同様にビデオ撮影をしている者
もいた。私も夢中で来年登る予定の荒川三山のビデオ撮影をしていたが、突然山頂標柱付近で騒々しくなったので
近づいてみると、百名山達成の看板を掲げて標柱前で記念撮影をする1組の夫婦がいた。
私も自然と心の中が喜びに溢れたような感じがして、いつしか拍手大喝采をしていた。今回の山旅第4回目の感動であった。
山頂を降りる前に私たちのツアー全員で記念写真を撮影し、皆大満足の中7:45山頂を後にした。
こうして私たちの夏山登山(平成15年9月13日〜15日)『南アルプス光岳から聖岳縦走』の山旅は幕を下ろした。