平成16年山行記録
日 時 3/2
場 所 祖母山
コース 北谷登山口〜山頂往復
同行者 単独
月/日 出発時間 到着時間 場      所 天 候 特  記  事  項
3/2 5:20   高千穂道の駅 曇り 久ぶりの車中泊、思ったより寒くなく用意していたシュラフは結局
    6:25 北谷登山口 曇り 使用せずにすんだ。九州特有なのかあるいは最近の傾向なのか
  7:00   北谷登山口 曇り 道の駅での車中泊はトラックや普通車、軽自動車等、私を含めて、
    7:52 5合目 曇/晴 9から10台止まっていた。(勿論、車の中に人はいる)
    8:22 国観峠 晴れ 幸い、コンビニが1.5kmの所にあり夕食の調達に楽であった。
  8:34   国観峠 晴れ ビールとお寿司他を食べ9:30頃に就寝。
    9:08 山頂 晴れ 翌朝4:30に起床し洗面・トイレの用を足し、朝食抜きで北谷登山口
  10:08   山頂 晴れ へ急行、途中のコンビニで朝食と昼食分の弁当を調達しようと思ったが
    11:56 北谷登山口 晴れ 生憎コンビニがなく、田原小学校より林道(九州自然歩道)に入り
北谷登山口に6:25到着した。天気予報では、今日も午後から晴れてくるとの事なので、ゆっくりと準備し登山口のビデオ撮影を
して7:00に出発した。ここでも標識がしっかりと建っていて時間目標に大いに役立った。
7合目と8合目の間に国観峠と言う視界の効く平らな草原がある。ここで小休止。非常食(コンニャク畑を3個、ビスケット3枚)
と水分を補給しビデオ撮影後お小水をしていよいよ山頂へと向かう。3分くらいで8合目の標識に出る。
この辺りから、山道に雪が多く積もっており部分的にアイスバーンになっている。事前の予備知識があったので、特段の驚きや
焦りは無かったが、予備知識の重大さを改めて知らされたと言う感じであった。
登りはとりあえずアイゼンを着用しなくても大丈夫そうであったので、そのまま山頂まで行った。
この山旅の中では最高の天候に恵まれ視界も80点くらいであった(20点不足は遠くの山並みまでは見えなかったため)
本来の最高の天候であれば北方に久重連山が望めるはずであったが、今日は残念な事に望めなかった。
しかし、山頂では私一人の貸し切り状態で思う存分のビデオ撮影・地図の確認・付近の山並みの展望に充分満喫させて
もらい、帰るのが心惜しい気分となって非常につらかった。  
帰らざる気持ちと、残留していたい気持ちが交錯し複雑な心境の中で、アイゼンを装着し、先程の非常食と水分を補給して
山頂の景色をもう一度目に焼き付かせて、到着から丁度1時間後の10:08に下山開始となった。
9合目くらいまで下山してきたとき、本日初のハイカーに出会う。中年の1人の女性でやはりアイゼンは未装着であった。
地元の人のようであったので、通り一遍の話の後に、九重山の状況を訪ねたところ、「牧ノ戸からのコースは北向きの為
最初の15分くらいは山道に雪があり、且つ部分的にアイスバーンになっているのでアイゼンが必要である。しかしその後は
山頂まで全く雪はなくアイゼンなしで安心して登れる山である」とのことであった。
この話を聞いて私の心境は熱くなり、どうすればいいのかと真剣に悩みながら下山した。折角九州まで来たのだから九州本土の
山は全て登っていきたいと言う気持ちと、帰りの飛行機の時間に間に合うかと言う気持ちが戦っている。そんなことを暫く考えて
いると国観峠についた。ここでアイゼンを外そうと思ったが、山道が意外にもどろんこ状態で外す気にならずそのまま行き
6合目の所で休憩を含んでアイゼンを外した。休憩をしながら、九重山登山を考えたが結論が出ず、只、今日のうちに阿蘇山に
登ってみようと思い、一口の水分を補給した後足取りも軽快に下山再開をした。11:56登山口に到着し、急いで支度をして
地図を広げルートの確認後、昼食もとらずに阿蘇山の麓「仙酔峡」にむかった。