平成19年山行記録

 

日 時 10/10
場 所 白山
コース 別当出合〜砂防新道〜山頂ピストン
同行者 単独
費 用
月/日 出発時間 到着時間 場      所 天 候 備   考
10/10 5:05   別当出合第2駐車場(下の駐車場)  晴れ
 
5:28 5:11 別当出合駐車場  
5:36 5:26 中飯場  
6:08 6:01 6合目  
7:12 7:05 甚之助小屋  
7:43 7:26 分岐点展望台(室堂まで2kmのポイント)/(朝食)  
8:17 8:12 黒ボコ岩  
  8:36 室堂山荘/(通過)  
10:05 9:09 山頂  
    お池巡り  
11:20 11:10 室堂山荘  
  11:42 黒ボコ岩/(通過)  
12:16 12:14 甚之助小屋  
12:58 12:53 中飯場  
  13:20 別当出合駐車場  
           
 山 行 記
10/8(月)7:20新宿駅を出発した高速バスは15:00 ほぼ定刻通り金沢駅に到着した。
高速バス走行中の北陸道立山IC付近から雨が降り始め金沢市内では、どしゃ降りの状態でした。
本来ならこれからレンタカーを借りて登山口(別当出合)へ行く予定であったが、この雨ではとても車を運転する
気にはなれず、たとえ行ったとしても明朝の天気は晴天の確約があるわけではないので、雨の中の登山は・・・・
折角の初秋の白山を登るのだから・・・・と思い、1日延期することに決定した。
(結果的にこの決断が正解であることが翌日、明白となる)
ビジネスホテルの予約と、高速バスチケットの変更手続き、レンタカーの変更手続きを済ませ、金沢駅構内で
お土産品の買い物と宅配営業所の確認等をして時間をつぶし、駅から500m位南の所にある「東横イン」ビジネス
ホテルへ16:00チェックインした。
翌朝、金沢市内は小雨状態であったが、とりあえずレンタカー営業所へ向かい、車をチョイスする。
暫くはカーナビで登山口の確認や石川県の観光地を確認して、前に一度きたことのある日本三名庭の一つ
「兼六園」へ足を運んだ。
兼六園に着いた頃は雨もあがって晴れ間が射し込んで来た。
これなら山は登れたかな〜〜と思いながら園内を優雅に一人散歩していた。
約1.5時間ビデオカメラとデジカメの撮影をして園内の散策を満喫したあと、加越酒造本社(小松市)へ向かった。
昨夜、金沢市内の料飲店で飲んだ日本酒「加賀山水」がどうしても手に入れたくて、事前に電話をして、
酒蔵まで行くことになった。(この「加賀山水」は一般には卸しておらず、料飲店に直接卸しているとのこと)
目的の「加賀山水」2本を宅配依頼し、次の目的地「松井ミュージアム」(本日(火曜日)定休日と知っていた上で)
へ向かった。同じ小松市内にあったので酒蔵から15分程度で着いた。
明日、白山登山の後見学するつもりでいるが、少しでも時間を節約する為と思い事前に記念館の前で写真撮影を
しておいた。記念館の正式名は「松井ミュージアム」と言い、アメリカのホワイトハウスをイメージした景観である。
15分位見学した後、今回のメイイベント地「別当出合」の駐車場へ向かった。
16:00頃に駐車場(別当出合第2駐車場)へ着くが砂防ダムの工事と、第1駐車場までの道路工事等で周りは、

騒然としていた。
いつもなら登山口近辺の写真撮影やビデオ撮影に入るところであるが、時間が遅くかつ周りは工事作業者が忙しく
作業している。そして何より気になるのが先ほどからネクタイをしたサラリーマン風の人が車から降りたり乗ったりして
非常に落ち着かない状態でいた。そのような状況下の為、撮影は中止にした。
その分早目に明日の登山準備を済ませ、夕食のセッテイングに取り掛かる。
20分位すると山から降りてきた1組(3人)のパーテイが駐車場へ向かってきた。
パーテイ3人の内の1人が私の近くにきたので山の状況等について話しかけたところ愛想良く答えてくれた。
パーテイ3人は今朝、岐阜県側(平瀬コース)から登り、迎えを廻しておいて石川県側の本駐車場(別当出合)へ
降りたという事であった。(このとき初めてこの落ち着かない人の事情が読み込めた)
今日は早朝から午前中一杯、雨が降っていて視界は不良とのことであった。
私も当初の予定より1日延期したことを話したら「それは絶対に正解でしたよ!!」と言ってくれた。
それを聞いた私は、なんとなく優越感に浸ったような感じであった。山頂付近の紅葉も見事であるとのことで
益々明日の登山が楽しみになってきた。
夕食の車内セッテイングもほぼ終了してまず手始めにスーパーで買ってきたブリの刺身で缶ビールを飲み、
一息ついた。辺りは殆ど暗くなり、工事関係者も居なくなって静寂になってきた。
車のエンジンをかけ車内のライトと自分のヘッドライトで明かりを確保し、地元のFMラジオを聴きながら夕食に
ありついた。缶チューハイ、冷酒を飲み終えて寝る体制に入ったのが9時少し前であった。
夜空を見上げると星が見事に輝いているのが判り、明日は間違いなく晴れだな!と思いながら、眠りに就こうと
した時、一台の車がやってきた。やはり明日登る仲間のようである。その後私が眠りに就くまでに2台の車が
到着した。翌朝、3時ごろ車の音で目が覚め私の周りに数台の車が止まり駐車場は満杯近くになっていた。
やってきたハイカーたちは皆時間が早い為か、仮眠を取り始めたが私はその後眠れなくなり、4時丁度になって
本格的に立ち上がり車内の整理と登山の準備に取り掛かる。
5:05にヘッドライトをつけて第2駐車場を出発する。6分後に第1駐車場(別当出合)に着く。
周りはまだまだ暗い為景観が良く判らず、登山口もどこなのか判らなかった。
とりあえずトイレで用を足し、外に出てみると先ほどよりは幾分明るくなったようであるが、まだ登山口を
探す状況であった。鳥居が大きくたっているのが見えたのでそちらに向かうと標識が立っており、砂防ダム
方面と観光新道方面の案内がありやっと登山口が判明した。
50m位の長いつり橋を渡って本格的な登山道に入ったところで早くも、右足の踵に靴ズレするような違和感を
感じたのでマメが出来る前に靴紐を解いて靴下の履きなおし等を行って5:28登山開始した。
15分位歩くと辺りはすっかり明るくなりヘッドライトを外してリュックの中に仕舞い込んだ。
やがて「中飯場」と言う標識のポイントに出る。そこには綺麗な水洗トイレがあり折角なのでそこでおしょう水を
済ませ、水を補給して5分後に出発した。
9月に入ってから本格的なマラソン練習に入ったせいか直登の道も難なく通過し、甚之助小屋、黒ボコ岩と順調に
進み、室堂山荘には8:36到着した。帰りにゆっくり写真撮影しようと思い、室堂山荘では休憩を取らず、そのまま
山頂へ急いだ。
室堂から見る山道も幾分、急登に見えるが登ってみるとそれほどでもなく、軽快な気分で山頂に9:09到着した。
山頂にあるお宮で安全祈願をして早速山頂からの眺めに絶句した。
山頂ではハイカーは全く居ない。私は、貸切り気分で思い切りビデオ撮影&写真撮影に没頭する。
ガイドブックは白山のパンフレットだけであったので詳細な案内がないので周りの山並みが不明であったが、
見事な遠景である。また山頂周りのお池もコバルトブルーでとても幻想的であった。
今回はお池巡りをするかどうか判断に迷ったが、時間的に余裕があり、天候も素晴らしく晴れているので、結局
お池巡りをすることになった。
10:05山頂を出発し、お池巡りをして11:10室堂山荘に着いた。山荘で白山水をペットボトルに補給し、
10分後に出発した。その後歩きながら松井ミュージアムの見学時間を思い出し急ぎ足で登山口に向かい、
駐車場には13:20到着した。別当出合でビデオ&写真撮影をし第2駐車場に13:55到着。
その後、速攻で麓の温泉(長井旅館)に向かう。
無色透明の白山温泉に入り旅の疲れを癒そうと思ったが松井ミュージアムの見学時間が気になりそそくさに
風呂から上がり、昨日行った「松井ミュージアム」に車を飛ばした。
16:50までの入館制限であったが、結局は予定より1時間早い15:50に到着し迷うことなく颯爽と入館した。