平成21年山行記録
日 時  7/4
場 所  斜里岳
コース  清岳荘〜斜里岳山頂ピストン
同行者  単独
出発日時 到着日時 天 候 場        所 備   考

8:22 

   

 

曇り 

 

 清岳荘駐車場

 

 

8:34  

 林道終点  

  

9:06 

 仙人沢  

9:17 

9:13 

下二段(6合目) 

 

9:40 

9:38 

 

 

 

 

 

晴れ

 

 

 

 

 

 羽衣の滝  

10:01  

10:00 

万丈の滝(7合目) 

 

10:46 

10:42 

上二段 

 

11:14   

11:11 

馬の背 

 

12:00  

11:30 

斜里岳山頂 

 

 

12:12 

馬の背 

 

12:33 

12:30 

上二段 

 

13:08 

13:05 

 熊見峠

 

 

13:48 

下二段(6合目) 

 

14:28   

14:26 

 林道終点

 

 

14:40 

清岳荘駐車場 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 
         
         
 山 行 記
 ホテルで早めの朝食を済ませ8:10清岳荘駐車場到着。昨日に続いて熊除けの鈴をリュックに付けて8:22駐車場を出発した。明るい樹林帯のウォーキングコースを2〜3分歩くと林道に出る。更にこの林道を10分程歩くと本格的な登山道となる。最初は平坦な山道で楽勝かと思っていたら、いきなりやや深めの沢に出会う。沢の横断用に飛び石があるが、石と石の間隔が広い為上手く渡渉出来るか否か心配であった。近くに大きな石がないか周りを見渡してみたが適当な石は
 見つからない。しかしここで引下るわけにはいかない。なんとしてもここをクリヤーしなくてはと思い、濡れる覚悟でストックを使って何とか渡渉成功。(実際にはハイカットの登山靴の7割くらいまで水に浸かってしまったが靴が新しい為、水の浸透はない)ストックが無くてはこの先行けないかも知れない。ストックを持ってきて本当に良かったと思った。昨日の羅臼岳ではアイゼン、今日の斜里岳ではストックが大変功を成した。
 渡渉を始めて10分位経ったころに雪渓に出会った。雪渓の下部は沢で雪解け水がゴーゴーと流れでている。一瞬この雪渓は大丈夫なのだろうか?いつまで人間の歩く道として耐えられるのか?と思いながらやや緊張気味で歩いていた。何度か雪渓と渡渉を繰り返して、9:13下二段へ到着。ここで新道との分岐点があるがガイドブックに書かれている一般的なコース取りの通り、迷わず旧道つまりこの先の滑滝歩きを選んだ。
 滑滝歩きも最初は緊張していたが、慣れてくると意外と面白い。北アルプス剣岳の鎖場より遥かに楽である。羽衣の滝、万丈の滝、七重の滝を越えて上二段へ到着。ここが下二段から分岐していた新道との合流点である。ここで沢歩きは終わりかと思っていたが、更に7〜8分続き馬の背直下の急登の登り口に着く。見上げるといかにも急登と言った感じで
 小石がごろごろして、ジグザグの登山道になっていた。これを登りきれば頂上と思って気合をいれて登ったが、10分位登ると稜線に「馬の背」と書かれた標柱が建っていた。標柱の周りは平坦で広々としており多くのハイカーが休憩をしていた。標柱の左側の山にガスがかかっていたので最初は判らなかったが、暫くするとガスが取れて山容が良く見えた。ここで初めてあの上が山頂であることに気付き水を軽く飲んで、山頂へと向かった。
 最後の踏ん張りは山頂に近いこともあってかそれほどきつくなく意外と容易に登り、11:30山頂へ到着した。山頂での天候は晴れていて良いが、遠くにガスが流れていて展望は一部悪しと言ったところである。久しぶりの晴れにあったため長めの休憩をとり、写真とビデオを撮って12:00丁度に下山開始した。帰路は上二段より新道を通り熊見峠へと向かった。熊見峠のルートは非常に展望が良く後を振り返ると今登ってきた斜里岳の山容が悠々しく見え正に雲上の楽園である。
 熊見峠から下二段までは昨日の雨で道がぬかるんでいて、かつ急な下り坂が延々と続いていた。下二段には多くの団体が休憩をしていた。私は休憩を取らずに団体の脇を通過して渡渉開始した。途中の雪渓に来たとき、今朝とは違った大異変が起こっていた。雪渓が昼間の気温により半分に割れていて、通路が塞がれた状態になっていた。暫くルートを検討したが沢沿いを通ることは出来ないと思い、沢の脇の藪に入って別ルートを開拓して切断された雪渓を何とか迂回する
 ことに成功した。我ながら上出来だなとひとり感心しながら渡渉を再開し、最後の沢渡りに来たところで渡渉中にバランスを崩し、ストックに思いきり体重がかかりストックを握っていた右手首を捻挫してしまった。最初はさほど痛みは感じられなかったが、時間がたつにつれて痛みが増してきたが、渡渉終了から駐車場までは平坦な道だったのでストックを使わずに戻ってくることが出来た。