平成21年山行記録
日 時 7/24
場 所 十勝岳
コース 望岳台〜避難小屋跡〜十勝岳ピストン
同行者 単独
出発日時 到着日時 天 候 場        所 備   考
5:28   曇りガス多し 望岳台駐車場  
6:21 6:11 美瑛岳分岐  
  7:30 稜線  
9:00 8:30 十勝岳山頂  
  9:43 稜線  
10:20 10:15 非難小屋  
  10:28 美瑛岳分岐  
  10:57 望岳台駐車場  
         
         
         
         
         
         
 山 行 記
トムラウシ山麓に近い新得町のユースホステルを3時に出発し、望岳台駐車場に4:40到着。駐車場からは朝焼けが
映えた素晴らしい十勝山系が見られた。正面向かって左から、「美瑛富士」「美瑛岳」「十勝岳」の3山のシルエットである。
なんて素晴らしい光景なのか・・・久しぶりの景色に酔いしれながらコンビニで買ってきたプリンを朝食代わりに食べ、
ポカリを一気に200mlくらい飲んで登山の準備に取り掛かる。今日はアイゼンを持たない分リュックは軽めである。
5:28駐車場を出発した。望岳台駐車場の標高が1000m弱であるが十勝岳自体が活火山の為植物が生えてない、
正に森林限界の裸山で遮るものは何もない。火山礫の登山道なのでとても歩き易い。駐車場を出て美瑛岳への分岐
までは緩やかな斜面である。単独かつ素晴らしい眺めを見ながらの登山のせいか、自然と急ぎ足になり、結構な汗が
出てきていた。美瑛岳分岐点で10分位休憩し、十分な水分を補給していよいよ本格的な登山開始となる。
避難小屋の脇を通り左側に巻いて急登の始まりに来たところでガスが出始め山頂方面がすっぽりとガスに覆われて
しまった。心地良い風が時折流れてくるのでガスもそのうちなくなるだろうと思いながらひたすら火山礫の急登を歩く。
呼吸は乱れないが汗が多く出るいかにも夏山登山と言った感じである。暫くして展望の利く稜線に到着。
山頂方面の登山道や周りの小さなお釜が良く見えるが、美瑛岳や十勝岳山頂は、ガスで全く見えない状態である。
ルンルン気分で15分位稜線を歩くと最後の急登の始まりである。山梨県の甲斐駒ケ岳に似た石灰岩の岩肌が急登の
始まりで遠くから見たときは雪渓かと思ったくらいである。直ぐに石灰岩の岩肌が終わりゴツゴツした岩と砂利道になる。
ここで初めて下山者とすれ違う。予想通り山頂はガスで全く見えず風が少し強く寒いとのことであった。
稜線を歩いているときから覚悟していたので特別落胆もせず、むしろ山頂で、エビデンスの写真が撮れれば良いと
思い、気を取り直してガスの中の山頂へと向かった。
8:30十勝岳山頂到着。北海道最後の百名山も視界ゼロ、先着のハイカーは4人位いたが皆地元の人ではないらしく、
少しショックのようであった。私は早速99番目のナンバーカードをリュックから取り出して十勝岳標柱をバックに、
エビデンスの写真を撮りビデオカメラも一応回して30分後には山頂を降り始めていた。