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28年山行記録
日時 7/20 7/18 21:30 自宅出発
場所 甲斐駒ケ岳 22:40 都賀JCT
コース 北沢峠〜仙水峠〜駒津峰〜巻道コース〜山頂〜駒津峰〜双児山〜北沢峠 22:53 岩船JCT
同行者 単独       23:23 波志江PA
出発日時 到着日時 天候 場所 備考 23:43
04:30   晴れ 北沢峠   53:52 高崎JCT
05:18 05:10 仙水小屋   23:55 藤岡JCT
06:02 05:48 仙水峠   7/19 01:09 千曲さかきPA
(車中仮眠)
07:58 07:32 駒津峰   06:10
10:15 09:38 甲斐駒ケ岳山頂   06:24 姥捨SA
11:56 11:32 駒津峰(昼食休憩)   06:38
12:44 12:40 双児山   07:01 梓川SA
  14:08 北沢峠   07:54
        08:30 伊那IC出口GS
山 行 記      
  今年の夏山山行は万全を期す為、足慣らしに富士登山を予定していたが、梅雨明けが  
  例年より遅く天候が思わしくなかったことから中止とした。  
  やむを得ず強硬策を取り3年前のリベンジで甲斐駒ケ岳をチャレンジしてみた。  
  04:20 山小屋【 こもれび山荘 】を出てバス停留所にてヤマナビをセッティング  
  しようと電源を入れたが、起動直後に画面が消えるアクシデントが発生。  
  ヤマナビは諦め、携帯スマホ(山と高原地図アプリ)を開いてナビゲーション  
  システムをセットし、04:30北沢峠(バス停留所)を出発した。  
  10分弱で長衛小屋に到着。相変わらす河原のテント場は賑わっていた。  
  小休止にはまだ早いのでスマホの地図アプリが正常に作動しているのを確認して、  
  そのまま小屋の前の橋を渡り水仙小屋に向かう。  
  今日は前回と違って足が軽やかである。前回は新宿から夜行バスで向かい、  
  途中(ある施設の休憩所)で4〜5時間仮眠をしただけだったので、体調が  
  万全ではなかったのかと思う。その点今回は、計画的に余裕を持ってきたので  
  体調が優れている。そんなことを考えながら小川の脇道をスイスイと登って行くと  
  程なく水仙小屋に到着した。  
  平日のせいか小屋は静まりかえっていて人の気配がない。  
  前回はこの仙水小屋で既に体調不振を感じていたが今回は全く感じない。  
  適度な汗が出ていたのでリュックを降ろし8分間の小休止。    
  水と塩飴を補給し、ナビの正常な動作を確認して仙水小屋を後にした。  
  小屋を出て15分位樹林帯を歩くと展望の良い大きな岩がゴロゴロとした岩肌の     
  山に出る。 先客が2〜30m先のやや小高いところで後ろを振り返っていたので、  
  私も期待してそこまで足早にかつ慎重に歩きだした。   
  そして目標の小高い所に来て後方を振り返ると明日登る仙丈ケ岳が  
         
   
  朝陽に輝いて壮大に窺えた。  
  やはり山は早朝登山に限る。こんな素晴らしい展望に恵まれ時間的にも余裕が  
  あるので精神的にも安泰である。そんなことを思いながらごろごろした岩山を10分  
  位歩くと今度は前方左側に白い岩肌の山が丸く映っているのが見えた。  
  山頂が丸く特徴のある山なので直ぐに摩利支天と判った。  
  3組のハイカーが休憩している仙水峠に 05:48 到着した。  
  ここから先は急坂が続くのを知っていたので、少し長めの休憩を取ろうと  
  リュックを降ろした。  
  前方に摩利支天、後方にこれから登る甲斐駒ケ岳が雄大に聳え立って  
  いるのが見えた。そして今登ってきた方角には仙丈ケ岳が見え、なんて  
  素晴らしいロケーションなのかと一人感動しながらペットボトルの水を飲む。  
  朝食にはまだ早いので、”塩飴”と”こんにゃくゼリー”を口に入れ14分の  
  休憩を取った。平日にも拘らず天気が良いせいか、ハイカーたちが次々と  
  登ってくる。中には休憩を取らずにすぐに急坂を登っていく者もいた。  
  私も気合を入れて 06:02 急坂を登り始めた。  
  最初から覚悟をしていたのとWストックの影響か、長丁場の坂道は前回より  
  遥かに楽な感じであった。駒津峰には目標の1時間30分で到着した。  
  駒津峰からの展望も素晴らしい。アサヨ峰から鳳凰三山そしてその少し左側に  
  天下の富士山がはっきりと窺えた。余りの眺望に酔い痴れ朝食を取ろうとしたが  
  空腹感がなかったのでそのまま山頂へ向かった。最初にこの山を登った時は  
  直登コースを登ったので、今回は巻道コースを選んだ。ここから先は高山のため  
  気圧が低く酸素が薄いので山頂までは何度も休みながら09:38山頂到着。  
  勿論、山頂でも展望が良く遥か彼方に白馬岳、立山、剣岳などの北アルプスが  
  はっきりと窺えた。最初に直登コースを登って来た時はガスが舞いっていて展望は  
  全くない状態であったが、今回は本当に素晴らしい展望に恵まれ退職登山に  
  相応しく、とても心に癒される登山であった。下山も巻道コースを選び駒津峰で  
  朝食を摂った。その後、双児山経由で北沢峠に降りたが、余りにも下り坂が長く  
  脚全体が筋肉痛になってしまった。小屋(こもれび山荘)に着いてベッドの荷物を  
  整理していたら左足のふくらはぎが痙攣をおこした。この状態では以前の黒部  
  五郎岳登山の二の舞となってしまうと思い翌日の仙丈ケ岳登山は中止と決めた。  
  小屋の管理人に話をして特別にキャンセルをしてもらい15:00の臨時バスで  
  仙流荘駐車場に戻った。その後も長い時間車の運転はしたくなかったので、  
  諏訪市内のビジネスホテルに泊まり、翌日は蓼科山の麓のスキー場でゴンドラに  
  乗り、山頂駅からの展望を楽しみ、ついでに7合目の登山口まで行ってから  
  自宅に戻った。