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28年山行記録
日時 8/24-5 8/24 06:30発 富山駅
場所 薬師岳 バス移動
コース 折立〜太郎平小屋〜薬師岳ピストン 08:30着 折立
同行者 単独       08:40発 折立
出発日時 到着日時 天候 場    所 備考 太郎平小屋
【08/24】       太郎平小屋
08:40   晴れ 折立登山口   薬師岳山荘
09:33 09:25   大木(あられちゃん)広場   8/25 薬師岳山荘
10:10 10:00   三角点ベンチ   薬師岳山頂
11:30 11:15   五光岩ベンチ   薬師岳山頂
12:30 12:10   太郎平小屋   太郎平小屋
13:13 12:45 薬師峠キャンプ場   太郎平小屋
14:05 13:55 晴れ ケルン   11:38着 折立
  14:55   薬師岳山荘   14:00発 折立
【08/25】       バス移動
04:13   晴れ 薬師岳山荘   16:00着 富山駅
05:25 05:03 薬師岳山頂  
06:20 05:58 薬師岳山荘  
06:53 06:50 ケルン  
07:25 07:17 薬師峠キャンプ場  
08:51 07:45 太郎平小屋  
09:27 09:25 五光岩ベンチ  
10:25 10:22 三角点ベンチ  
  11:38 折立登山口  
         
         
         
         
山 行 記
富山駅6:30発のバスに乗って登山口の折立駐車場には予定通り8:30到着した。
天候は晴れで絶好の登山日和である。スマホのGPSナビをセットして8:40登山口を出発。
実はこのコースは大変苦い経験をした思い出のあるコースである。
2006年8月6日 黒部五郎岳を下山中にいわゆる熱中症にかかり見知らぬハイカーたちにお世話になり
挙句の果てに救急車に乗せられて富山市内の病院に行くと言うアクシデントがあったコースである。
詳細は以下を参照願います。
http://dyana2018.sakura.ne.jp/sankoukiroku/kiroku18/18-4.html
前述の如くこのコース最後に登ったのが10年前の為、記憶が薄れていて途中の三角点までの登山道は
こんなに岩や石がゴロゴロしていたのかと痛感した。
出発地点から45分、大きな木(トドマツ)が立っているちょっとした広場に出たので約8分の休憩を摂った。
巨木な幹の下部にはあられちゃんの絵がかかれていてハイカーを癒してくれるような絵であった。
 http://dyana2018.sakura.ne.jp/syasinsyu2/28-4/14.html
登山口からここまでは、結構な発汗があったので十分に水を飲み、塩飴を口に含んだ。
登山口よりは幾分涼しさを感じながらGPSナビ(山と高原地図)の動作状況と現在地及び三角点までの
距離を確認して、リュックを背負い歩き出す。
10時丁度に三角点に到着した。先客10人位が楽しそうに寛いでいたので私もリュックを降ろして
ベンチに座り少し長めの休憩を取ろうとしたが、森林限界上の山道は見えるが右側の方から時折ガスが
かかってくる等、何やら雲行きが怪しくなってきたので早々にベンチを後にした。
三角点から約10分位で森林限界の山道となりこの辺りまで来ると下山者たちが多くなってきた。
やはり私の明日と同様に14:00のバスに乗る人が降りているのかなと勝手に想像しながら、
木道や石段の山道を歩き、11:15 五光岩ベンチに到着した。
前回はここからは有峰湖の展望が良かったが、今日はガスがかかっていて有峰湖はの展望は無い。 
それどころか冷風が谷間から漂い暑かった体が一気に冷え込んできた。
リュックからヤッケを取りだそうとしたが、昼食のカレーパンがもうすぐ食べ終えるところだったので、
そのまま立ち上がり、薄っすらとかかったガスの中を歩き出した。約15分位でガスが抜け晴れてきた。
更に10分位歩くと遠くの上部に太郎平小屋が見えてきた。天候も回復して来て「運上の楽園」とまでは
いかないがとてもリフレッシュされる稜線漫歩である。
山道脇には満開を咲き誇った後のチングルマの穂綿があちこちに群生していた。
そうこうしているうちに太郎平小屋に到着する。12:10ほぼ予定通りの時間であった。
相変わらすこのエリアは人気があり、小屋前のベンチでは2〜30人のハイカー達で賑わっていた。
黒部五郎岳方面はガスがかかっていて何も見えなかったが、鷲羽岳や水晶岳そしてこれから向かう
薬師岳はものの見事に良く見えた。
スマホのバッテリーパックを忘れた為GPSナビは中止し、リュックから一眼レフカメラを取り出して、
絶景の風景を撮影してから薬師岳峠のキャンプ場方面へ向かう。
平坦な木道を5分位歩くとキャンプ場の下り坂にさしかかる。
私の前後には誰もいなく少し寂しい感じではあったが、天候が良かったので一安心と言ったのも
束の間である。キャンプ場の少し手前でぽつぽつと雨が降ってきた。
その後キャンプ場の水場に着いて水を補給しているとき時には本格的な雨が降ってきた。
事前の調査では本日宿泊する山荘は水不足で途中の水場で十分に水を確保してくる事と書かれて
いたので、言われたとおりに3Lの水を新規補給していた矢先の出来事である。
幸いにも近くにトイレがありトイレの入り口で雨宿りを兼ねながら雨具類を装着した。
しっかりと雨具類を装着した格好で、さて出発しようと山道に出ると雨足が弱くなり、急登の沢道を
歩き始めたころにはすっかり雨はあがっていた。下山してくる者も雨具は外していなかったので私も
そのまま登山し、沢道が終わるケルンまで雨具を装着していた。ケルンまで来た時には雨具を脱ごう
と思っていたが、また雲行きが怪しくなってきたので脱がずにケルンを後にする。
薬師平を通過してさらに進むとまたジグザグの急登が現れる。いよいよここで雨具を脱ごうと思ったが、
ここまできたので面倒になり、結局本日の最終目的地「薬師岳山荘」まで雨具を装着して行った。
急登を登っている間はすっかり天候が良くなり、明日登る薬師岳山頂が良く見えた。
4〜50分の坂道を登り詰めると薬師岳の鞍部 薬師岳山荘に到着。
山荘はガスがかかっておりやや神秘的な映像が窺えた。早速小屋に入りチェックインして与えられた
部屋(寝床)に荷物を置く。カーテン等の仕切りがあれば良いのだが何の遮蔽もなく、かつ女性も何人か
居たのでそこでは着替えられず乾燥室の一角にある更衣室(カーテンで仕切られているだけ)で
着替えをした。部屋に戻って明日の準備をして小屋の周りを散策する。
先ほど小屋に到着した時は薬師岳山頂はガスがかかって見えなかったが今は晴れて良く見える。
数間合いの写真を撮って部屋に戻り夕食の時間まで寛いでいた。
翌朝、3:30起床、小屋の外に出ると温度計が12℃を指していた。
下界では想像つかない温度で寒い状態であった為ヤッケを着、ヘッドライトを点灯して4:13小屋を
出発した。山頂は暗くて見えないが、山道はしっかりしておりヘッドライトの明かりも十分あり、
前方には他のハイカーたちのヘッドライトの明かりも見え、特段心配することはなくマイペースで
山頂へ向かった。
山頂へは5:03到着した。ご来光はまだであったが、周りは薄明るくなって先客のハイカー達で
賑わっていた。私が到着して12分後つまり5:15にご来光が窺えた。
ハイカーの一人が「日の出が見えた」と言う一声に皆が一斉に喜びと感動でハイテンションとなった。
私も久しぶりに見る山頂からのご来光には大いに感動を受けた。